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2008年03月26日

恵比寿 さいき4

恵比寿の老舗居酒屋「さいき」。


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太田和彦氏の「新 精選 東京の居酒屋」にも登場する
恵比寿の「さいき」は、文字通り、
昔の佇まいを残す、古きよき居酒屋であった。


恵比寿の駅を降りて繁華街を恵比寿神社方面に2分も歩けば
「さいき」の暖簾が見える。

外から常連と思しき老紳士が3人、カウンターに座り
ゆったりと酒を飲んでいるのが見えた。

少し緊張しながらガラガラとさいきの引き戸を開けると、
カウンターの中から「お帰りなさい」という若い女性の温かい声。

なんだかほっとする感じに包まれながら、カウンターの
一番奥の席に座らせてもらう。
昭和23年の開店のこの「さいき」。
白木のカウンターの年季の入り具合がとてもいい。

「最初に3品つきだしが出ますので・・・」と
出されたのが、肉じゃがとお漬物。


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素朴だが、おいしい。

そしてひらめの造り。
手前のひときれは昆布〆にしてある。


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ひらめをつまみつつ、燗酒をチビリちびり。
太田和彦氏はこの恵比寿の「さいき」を評して、
「居酒屋は文学だ!」と書かれているが、
戦後の一時期、吉行淳之介、島尾敏雄など、
多くの文人たちがここで同人誌の座談会や編集会議などをして
酒を飲んでいたらしい。


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黒板に書かれたメニューから、
ヤリイカとセロリの炒め物をお願いする。


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ヤリイカのうまみがセロリにしみこんで
酒がすすむ一品だ。

ガラガラと「さいき」の引き戸が開くたびに
「お帰りなさい」の声。
厨房には「○○さんがお見えだよ」との声がささやかれ、
常連さんたちに支えられた居酒屋なのだな、というのがよくわかる。

かといって一見の私のようなひとり客にも
わけへだてなく親切に接客してくれる。

恵比寿の「さいき」。
音楽のない、酒を愉しむための空間が
遠く戦後の昭和から残されていることの貴重さを
肌で感じられる居酒屋である。


恵比寿 居酒屋 さいき
東京都渋谷区恵比寿西1丁目7-12
03-3461-3367
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1. 恵比寿 さいき のヤリイカとセロリの炒め物  [ 東京グルメ あのレストランのこの一皿 ]   2008年03月31日 12:07
4 恵比寿 さいき。 恵比寿に古くから残る、老舗居酒屋。 さいきの暖簾をくぐり、ガラガラと引き戸をあけると 「お帰りなさい」の温かい声、そして3品のつきだし。 それでも十分なのだが、このヤリイカのセロリ炒め、 これがおいしかった。 ...

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