神保町 兵六。

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神保町にある老舗居酒屋。
東京の居酒屋の中でも、私の憧れの居酒屋の部類。
いままで、何度か兵六の縄のれんの前に
たったのだが、いつも満席ではいれなかった。
ついに神保町 兵六へ足を踏み入れたのだ。

・・・というのも、今回はかなり遅い時間だったので、
神保町の書店街も静けさの中、
路地には兵六の提灯だけが灯っていた。

久しぶりに居酒屋の暖簾の前で
武者震いを覚える。
ここしばらく忘れていたこの感覚。
伝統というか、居酒屋のもつ気合というか
そういう雰囲気に圧倒されて店の前に立ちつくしたのは
いったいいつ以来か。


兵六の店の中は思ったよりもこじんまりとしていて
中央のコの字型のカウンターに座らせてもらう。

この日は何軒目かだったので、
もういきなり燗酒を。

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つきだしの煮物がまたうまい。
こういう老舗居酒屋ででてくる煮物って
なんだかそれだけで美味しく感じてしまうから不思議だ。

カウンターにデンと鎮座している兵六の一升瓶。

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燗酒のつまみに注文したのは、兵六揚げ。


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パリッと焼かれたお揚げが香ばしい。

カウンターには、常連さんと思しき方ばかり。
このあたりの出版関係の方なのか、
「先生」と呼ばれるような重鎮(?)、
あるいは、ベテラン編集者的な味のある方が多い。

兵六の店内も、古くから愛されてきた居酒屋の
風格がいたるところにみてとれる。

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なんというか、居酒屋の店内に、精神性というか
凛と背筋の伸びるような気骨を感じながら、
飲んでいる人たちは心からその雰囲気のなかで
リラックスしているというか、
古くからの名居酒屋に共通する何かを思わせるのだ。

さて、そんな思いをつらつらと酔った頭にめぐらせつつ、
兵六を後にする。

憧れだった名居酒屋のカウンターで飲んだ気分のよさ、
なにより気持ちのいい酔い心地にさせてくれるのは
あの兵六の雰囲気なのだろう。

あっ、あまりに喜んで飲んでいたので、
兵六にきたら絶対に食べようと思っていた
名物の餃子を食べ損ねてしまった。。。

これは再訪せずばなるまい・・・。


神保町 兵六
東京都千代田区神田神保町1-3
(電話番号非公開)
神保町駅 徒歩3分
神保町 兵六 詳細情報


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兵六 ( 神保町 / 居酒屋 )
★★★★4.0
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