銀座 はち巻 岡田。

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作家 山口瞳氏の「行きつけの店」に登場する
銀座の老舗料理屋。
このシーズンになると、無性に はち巻岡田の
鮟鱇鍋が食べたくなってくるのだ。

銀座の松屋の裏に、ひっそりとたたずむ、
銀座 はち巻岡田。

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山口瞳氏の、

 「はち巻岡田の鮟鱇鍋を食べないと冬が来ない」

という言葉に、私もすっかりハマッてしまい、
11月も半ばになると、はち巻岡田の鮟鱇鍋を思い出す。

さて、本日は、はち巻岡田の鮟鱇鍋のコースで。

お通しは いくらと大根おろし。

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お造りは、鯛が昆布ジメと烏賊。

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銀座 はち巻岡田 名物の「岡田茶わん」。

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きざんだ葱と鶏のシンプルな汁物だが、
これがじつにいいだしがでていて、
食欲をそそってくれる。

粟麩田楽。

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鰤の照り焼きと、からすみ。

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じつに飲める。。。

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はち巻岡田の日本酒は、入口にデンと据えられた
菊正宗の四斗樽の樽酒のみ。
この潔さがいい。

さて、いよいよ はち巻岡田の鮟鱇鍋登場。

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ぐつぐつと煮えてきたらできあがりだ。

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うーん、冬が来た(笑)
鮟鱇のプルプルの身も、だしをたっぷり吸った
野菜もなんともいえない味だ。

最後はもちろんお雑炊。

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この鮟鱇鍋の雑炊がまたえもいわれぬコクがあり
はち巻岡田にきてよかった、と心から思える瞬間だ。

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最後に柿をいただいて、はち巻岡田のコースはおひらき。

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大正創業の銀座の老舗でいただく鮟鱇鍋。
多くの文人に愛された はち巻岡田 の味に
今回も大いに満足であった。


銀座 はち巻 岡田
東京都 中央区銀座3-7-21
03-3561-0357
銀座駅A6出口 徒歩2分
銀座一丁目駅9番出口 徒歩2分
銀座 はち巻 岡田 詳細情報

【山口瞳 行きつけの店】
 行きつけの店


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はち巻岡田 ( 銀座一丁目 / 割烹 )
★★★★4.0
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