テレビでやっていた、映画「UDON」。
途中からなのだがふとなにげなく観ていたら
最後までかぶりついてしまった。。。

柄にもないのだが、少々思うところがあり
いつもの「訪問記」とは毛色のちがう話である。

普段は映画もテレビもあまりみないほうだが、
こういった「食」がらみのものはなんとなく気になる。

伊丹十三監督の「タンポポ」もまた然り。
あの映画も「ラーメン ウェスタン」とも評されるように、
流れ者(?)がつぶれかけたラーメン屋に現れ、
残された後家さんを助けそのラーメン屋を再興していく
プロジェクト、というところで共通した部分がある。

そもそも私はこういった「再興プロジェクト」的な
ストーリーに弱いというのもあるのだが、
この「UDON」の多くのシーンにもでてくるように、

“ずっとそこにある奇跡”

というのには妙に感動してしまう。

毎日、地域の人のために、
ちいさな製麺所でうどんを打ち続ける
寡黙な親父さん。
その親父さんが突然亡くなり、誰もその麺を
そのうどんを再現することができずに
店じまいを考える製麺所。

その製麺所のドアに掲げられた

「しばらく休業します」

の張り紙に寄せられる子供たちや地域の人たちからの
復活を待ちわびる熱いメッセージ。

“ずっとそこにある奇跡”

がここで貫かれているメッセージなのであろう。


最近よく訪問している古くから残る居酒屋もそうだが
家族経営でずっと同じ味を、毎日提供し続けることの
困難さ、その忍耐力には畏敬の念を禁じえない。

居酒屋よりももっと端的に「うどん」「ラーメン」といった
単品商売ならなおさらのこと。

もちろん「UDON」にはいろんなメッセージもあり
またエンタメ的な部分も多いが、
自分は何か社会に必要とされる価値を、ずっと
提供することができているか、と考えると
甚だこころもとない気持ちに襲われるのである。

たかがうどん、されどうどん。
「UDON」を観て考えさせられる一夜であった。


映画「UDON」の公式サイト
http://www.udon.vc/movie/index.html



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