京都 たん熊北店。


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昔、関西に住んでいたころ、ご縁があって何度か
木屋町にあるこの「たん熊北店」におじゃまさせていただいたが、
東京に転勤になって以来、十年ぶりくらいの「たん熊」さんである。

京料理の割烹としてその名を知られる「たん熊北店」だが、
木屋町の「たん熊北店 本店」は意外に質素な店構え。


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たん熊さんにくると、7席ほどの小さなカウンターで
板さんの仕事を見るのが好きだったが、
今回はお部屋で、たん熊北店 のランチである。

まずは先付け。


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見ているだけで飲める(笑)

関西に来ると、瀬戸内の白身の魚が食べたくなるが、
なんといってもこれ、鱧の落としがたまらない。
(超鱧好きなのである)


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椀物も鱧のしんじょ。
薄味の中にひろがる奥深いだしの味わい。
うーん、関西、いや京都の味だ。


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焚き合せ。
京料理では華麗な器をつかうところもあるが、
たん熊北店では、派手さよりも、味の奥底で
勝負をするような姿勢が大好きだ。


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湯葉や生麩、小芋が薄味に焚かれ、
これぞ京料理の味わい。
家では真似のできないプロの仕事だ。


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またまた大好物の鱧鍋。


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丁寧に骨切りされた鱧が、
ふんわりと卵にとじられ、えもいわれぬダシの味わいに
胸がキュンとしてくる。


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なぜに鱧と玉子と三つ葉はこんなに相性がよいのか・・・
軽く振られた山椒が、京料理の香りを象徴している。


万願寺唐辛子とじゃこのごはん。
これも万願寺の味が繊細に感じられるくらい
薄味のごはん。


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目にも美しいデザートとお茶をいただいて
たん熊北店のランチはおひらき。


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久々の京都 たん熊北店 本店。


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派手さをさけ、料理の本質の「仕事」に向かうような、
じんわりとその味わいが喜びにかわる、
さすがの京料理の名店である。


京都 木屋町 京料理 たん熊北店 本店
京都府京都市中京区西木屋町通り四条上ル紙屋町335
075-221-6990
京都 木屋町 京料理 たん熊北店 本店 詳細情報


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