マシバシイネツルカモ。


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松蔭神社前にある、
「贋作インドカリー マシバシイネツルカモ」の
店名の一部。

あの訪問以来、ずっと気にかかっていた、
「マシバシイネツルカモ」という呪文のような言葉。

このカレーとなにか関係が・・・・あるのか、ないのか?


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しかし、どこかで見たことのあるような懐かしさを覚える、
「マシバシイネツルカモ」。

やっと思い出した。

なんと私の愛読していた、司馬遼太郎の「世に棲む日日」の
中に登場する一節だったのだ。


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長州の高杉晋作が、四国に訪れた折、
博徒と道後温泉の縁起について
会話をするくだりにある。

少彦名神が道後温泉の湯治で病苦が全快した時に
叫んだ古代日本語が、「マシバシ イネツル カモ」なのである。

マシバシは、「しばし」で、イネツルは「寝つる」で
「しばらく寝ていたようだなあ」というほどの意味らしい。

松陰神社前、という土地柄、これは迂闊であった。

ともあれ、「マシバシイネツルカモ」の、
「贋作インドカリー マシバシイネツルカモ」の店は、
なんとなくそんな風情をかもし出しているようにも思えるのである。


(松蔭神社前 贋作インドカリー マシバシイネツルカモ 訪問記事)
 松蔭神社前 贋作インドカリー マシバシイネツルカモ

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