文士料理入門

文士料理入門。



池波正太郎、藤沢周平、太宰治や坂口安吾といった
「文士」たちが舌鼓を打った食を再現した、ウチめし入門本。

飲み歩きの本でもないし、
と最初はあまり食指が動かなかったのだが、
ちょうど、「池波正太郎　食卓の情景」などを読んで
感化されていたところだったので、手に取った本。

池波正太郎の小説のヒトコマに登場する
料理などが再現されていて、妙にウマそうなのだ。

鮪の中トロの漬けを七輪で軽く炙った。。。
なんて文章を見るだけで、酒が飲みたくなる。

この本は、そういった文士たちの作品や、
好んでいたという料理を取り上げて、
レシピ本風に紹介しているのだが、
この文士たちが書いた作品には当然、
おいしそうな写真があるわけでもなく、
筆ひとつでそのシズル感を伝えていたことを考えると
やはりその才能には、瞠目するものがあるのだ。

それにしても、鮪の中トロの炙りが
アタマから離れなくて困る今日この頃だ。。。


【文士たちが、作った・食べた・描いた旨いウチメシ！】
　文士料理入門


東京グルメ居酒屋訪問記のツイッター はじめました！



レストランの人気blogランキングへはこちら