新宿 西尾さん。

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新宿の人気居酒屋、いや、東京でも屈指の人気居酒屋。
いままで幾度となく新宿 西尾さんに足を運んだが
ついぞ入れたことがなく、たまたま震災後のある日、
通りかかったら、この看板。
新宿 西尾さんで一杯だけでも・・・と、飛び込み訪問だ。

新宿三丁目駅からほどなくのビルの谷間の細い路地に
西尾さんのサイン。

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いつも、「今夜の西尾さん満席です。ここまでありがとう」の
西尾さんのご主人の人柄がうかがえるような張り紙で
踵を返していたのだが、さすがに地震の影響もあってか
珍しく西尾さんの店内はまだ人影がない。

カウンターに座らせていただき、まずはハイボール。

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料理を注文しつつ、セルフでとってください、と
案内された、静岡おでん。

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大きなおでん鍋に仕込まれたおでんを
自分の好みでチョイス。
たっぷりとおかかと青海苔をかけていただく。

席の後ろの大型冷蔵庫にはサラダもあって
セルフでとるのだが、これをかけて、と
教えてくれたのはドレッシングではなく、
なんと永谷園のお茶漬け。

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梅の味もさっぱり、海苔の香りとあられの香ばしさで
これがなんともうまいのだ。

揚げじゃがバター塩辛のせ。

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これは最高にハイボールにあう、後を引く味。

こちらは西尾さんの焼酎のお湯割りメニュー。

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京都で特別に仕入れたお昆布をつかった
ダシ焼酎とでも呼びたくなるようなラインナップ。
ネーミングもセンスがいい。

迷った末、お昆布さんと干し梅をいれた
「瑞恵割」をお願いする。

おおっ、昆布がたっぷり。
だしもたっぷりでていて、干し梅の酸味もバランスよく
すいすい飲めてしまう。

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千寿葱の一本焼きをつまみつつ、
お昆布のお湯割り焼酎。

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西尾さんのご主人の人柄も、思ったとおり温和で
ここで飲んでいるだけで心が和む。

お会計をしようとしたら、ちょっと待って、と
作っていただいたお味噌汁。

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その場で削ってくれた鰹節の香りも高く、
なんだかじんわり、心もカラダも温まる。

お礼を述べつつ西尾さんの扉をあけて出ようとすると、
寒いからこれもっていって、と手渡された。

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最後の最後までの西尾さんのお心遣い。
心の底までほっこりした。


新宿 西尾さん。
細部までのセンスのよさ、
心遣いと温かさが溢れる居酒屋であった。


新宿 西尾さん
東京都新宿区新宿3-1-32
新宿ビル3号 B1F
03-3358-6625
新宿三丁目駅 徒歩3分
新宿駅 徒歩10分
新宿 西尾さん 詳細情報

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西尾さん ( 新宿三丁目 / 居酒屋 )
★★★★★5.0
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